教員を辞めて、教材校正という仕事に出会いました。
今回は、実際にどんな仕事をしているのか、やってみて感じたこと、そして元教員の強みについてお話しします。
教材校正ってどんな仕事?
教材校正というと、問題集の誤字脱字を直す仕事?と思う人もいるかもしれませんが、それだけではありません。
扱う教材は、
- 学校で使われる問題集
- 入試問題
- 塾の模試
などさまざま。しかも、問題だけでなく資料そのものに誤りがあることもあり、それを見抜く力も求められます。
ただ答えをチェックするのではなく、
- 問題と選択肢の整合性
- 正答が一つになるような構成
- 学年の指導範囲内かどうか
- 合計点数は100点になっているか
など、細かい部分まで丁寧に見る必要がある仕事です。
元教員の強みがめっちゃ活かされる
私は9年間、中学校で社会科を教えていました。
なので、教材を「作る側」の視点があるのが最大の武器です。
- 答えが1つに定まるように、不正解の選択肢の内容も確認
- 記述問題は、複数の答えが生まれないように設計されているか
- 「中2の段階ではまだ習ってない内容じゃないか?」といったチェックもすぐできる
- 問題のどこにズレやミスがあるか、パッと目につく
教員時代の経験がまるごと活きてくるので、やりがいも大きいです。
やってみて感じたこと
正直、想像以上に集中力を使います。
- 誤字脱字
- 問題として成立しているか
- 文字の間隔や表記のブレ
- 教科書の範囲に収まっているか
- 答えと解説の対応関係
一つ一つ、目を凝らして見ていくので目がめっちゃ疲れます(笑)
でも逆に言えば、締め切りさえ守れば、自分のペースで取り組めるのは本当にありがたいポイントです。
教員時代のようにチャイムで動かされることはないし、静かに自分のリズムで作業できるのは性に合ってるかもしれません。
まとめ
教材校正は、地味だけどやりがいのある仕事です。
教員時代に培った経験が、教材という形になって世の中に出ていくのはとても嬉しいし、誇れることやと思っています。
次回は「教材校正ってどれくらい稼げるの?」「どうやって仕事を取ったの?」といった、気になるリアル事情も書いていきますね!
▼前回の記事はこちら
👉 教員を辞めて、最初に挑戦した仕事の話
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