原因じゃなく目的を見よう──アドラー心理学の視点

教員時代の記録

🔎 原因ばっかり追っていた日々

教員やってた頃、ワイはずっと「なんでこうなるんや」って原因ばっか探してた。

  • 学級が荒れたのは、自分の指導が悪かったからやろか
  • 保護者に責められたのは、説明不足やったからやろか

そうやって考えてると、だんだん子どもの心も離れていくし、何をやってもうまくいかん。気づいたら「自分が悪いんや」って自分を責めるループに入ってもうて、過去に囚われ続けることになった。行き着いた先は精神をやられて休職やったんや。


🦴 骨折のたとえ話

ここでわかりやすいたとえを出すとするで。

もしめっちゃ足が痛くなって病院に行ったとして、医者に「あなたは骨が折れているのが原因です」って言われて、何も治療してくれんかったらどう思う?

「いやいや、この折れた足どうにかしてや!」ってなるやろ。固定するとか、痛み止めを出すとか、具体的な対応をしてほしいはずや。

つまり「原因を知ること」自体はそんなに大事やない。ほんまに必要なんは「これからどうするか」ってことやねん。


🎯 アドラー心理学の目的論

アドラー心理学は、ここをはっきり教えてくれた。

  • 「どうしてこうなったのか」やなくて
  • 「どうやって進んでいくか」を見よう、ってことや

「どうして」じゃなくて「どうやって」。
これを意識するだけで、過去に縛られるんやなく、未来に向けて動けるようになる。


🚪 目的を見つめ直すことで前に進める

ワイ自身も、「どうして…」の問いから「どうやって…」に切り替えるようになってから、気持ちがだいぶ楽になった。

  • どうやってクラスを立て直すか
  • どうやって子どもとの信頼を取り戻すか
  • どうやって自分の心を守るか

目的を見つめ直すことで、前に進む力が湧いてきたんや。


✅ まとめ

  • 原因ばっか探すと、自分を責めて過去に囚われてしまう
  • 大事なんは「どうやって」=これからの目的に目を向けること
  • アドラー心理学は「目的論」で未来に進むヒントをくれる

⏭ 次回予告

次の記事では、「人は感情に左右されず、目的によって行動を使い分けている」というテーマで書いていくで。怒りや涙に振り回されず、相手の“目的”を見抜くコツを話すわ。

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