学校の先生は定時で帰ってもいい──本来はそうあるべきや。でも、現実はどうや。定時に帰る先生は、数人おるかどうか。むしろ、「早く帰ってすいません」って空気が蔓延してるのが現場のリアルや。
今回は、ワイが実際に体験してきた「定時で帰れない構造」について話すわ。
①部活動で帰れない
例えば定時が17時やとしても、部活動が17時半、18時まであったら、生徒はまだ学校におるわけや。そんな中で「お先に失礼します〜」はできへんわな。
しかも、生徒が帰った後の後片付けまである。部活動がある限り、教師は帰れへんのや。
②仕事が終わらない
部活が終わったら、生徒は帰る。せやけど、先生の仕事はここからが本番や。授業準備に成績処理、行事の準備や会議資料づくり…。
しかも学校って、行事を全然減らさへん。常に何かしらの準備に追われてる状態や。
減らしてくれってアンケートに書いても、上からの返事は「再検討します(しません)」や。
③学年チームでの生徒指導
担任してるクラスの生徒に問題がなかったとしても、学年団(学年の先生チーム)やからって理由で、他クラスの問題にも対応せなあかん。
例えば「B組の子がケンカした」「C組でいじめの兆候がある」ってなったら、A組の担任も巻き込まれる。
学年に8クラスもあったら、何かしら問題が起きる確率はめっちゃ高い。そのたびに残らなあかん。
最悪、日をまたいだこともあったわ。何日も連続で、生徒指導対応。ほんま地獄やった。
残業代?固定やで
気になる残業代やけど、これがまた腹立つ話でな。残業代は、毎月固定で給料の4%(※自治体による)
つまり、1日残っても10日残っても、給料は一緒。やる気なくすでほんま。
工夫してなんとか生き残った方法
そんな状況でも、ワイは生き残るために工夫してた。
- 部活がない日は、有給をとって速攻帰宅→銭湯でリフレッシュ
- 授業がない時間は超集中モードで事務仕事
- アシストさん(補助職員)に手伝ってもらって、印刷や作業を効率化
- 残業がない日は、生徒が帰ったら即退勤。人目は気にしない
自分が元気じゃなかったら、子どもにもバレる。学級もうまくいかん。
「仕事が遅い=頑張ってる」って勘違い、そろそろやめにせんとアカンわ。
まとめ
先生の仕事は、子どもに向き合うこと。それ以外の「誰でもできる仕事」「無駄な会議」「やりすぎ行事」に振り回されて、先生自身が壊れてしまってる。
子どもたちの未来のためにも、まずは先生が元気であること。そのために「定時退勤」は、恥ずかしいことでも、逃げでもない。
声をあげていこうや。
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