教員を辞めて挑戦した「教材校正」。
今回は「実際どれくらい稼げるの?」「教科によって違う?」といった、リアルな収入事情や体感を正直にお話しします。
単価や報酬のしくみ
教材校正の報酬は、案件ごとにバラバラです。
私の経験では、1ページあたり200〜450円の案件が多く、内容次第では時給換算1000円〜3000円くらいになることもあります。
ただし、初期の案件は単価も低めで1件あたり2000円ほど(10p×200円)ということもありました。
最初は教材会社側もこちらの力量が分からないため、手探り状態で進む印象です。
現在は、1ページ450円で200ページの案件ももらっています。
教材はPDFで送られてくることもありますし、教科書と照合が必要な場合は、コピーされた教材や教科書が郵送で届くこともあります。
実際の収入はどれくらい?
私の場合、担当できる教科が「中学校社会」と「小学校社会」に限られるため、
現在の収入は月数万円程度です。
ところが、小学校の教員経験がある方は圧倒的に強いです。
なぜなら、小学校では全教科を教える経験があるため、
国語・算数・理科・社会…と案件の幅が広がります。
中には、月に数十万円を教材校正だけで稼いでいる人もいると聞いています。
正直、うらやましいです(笑)
教科による向き不向き
実際に教材校正をしていて感じるのは、教科ごとに校正のしやすさが全然違うということです。
教科 | 特徴 |
---|---|
✅ 算数・数学 | 答えが1つに定まるため、校正に向いている |
✅ 社会 | 記述・選択肢の正誤が曖昧なケースも多く、チェックが大変 |
✅ 国語 | 答えが複数成り立ってしまうこともあり、要判断力 |
✅ 理科 | 用語や図表、単元の順番に注意が必要 |
特に社会や国語は、**「答えを見て確認しなければならない部分」**が多く、
時間がかかりがちです。
その分、時給換算が下がる可能性もあるので、
「単価の高い案件を選ぶ」「難しすぎる案件は避ける」など、
案件の見極めが大切になってきます。
よかった点・しんどい点
✅ よかった点
- 在宅&自分のペースでできる
締め切りさえ守れば、自分の生活リズムに合わせて作業できます。 - 合わない案件は断ってもOK
教員時代のように“全部やらなきゃ”ではないのがありがたい。 - 教員経験が活かせる
テスト作成経験や学習指導要領の知識が、そのまま役立ちます。
⚠️ しんどい点
- 目がめちゃくちゃ疲れる
細かい文字や数字、資料との照合で集中力を使いまくります。 - 単価交渉が必要
「もうちょっと報酬を…」と思っても、実績を積まないと交渉しづらいです。 - 時給換算で“失敗案件”もある
思った以上に時間がかかり、割に合わなかったことも…。 - 案件の波が激しい
月によっては仕事がゼロのこともあれば、急に案件が重なることも。
まとめ
教材校正の仕事は、ドカンと稼げる副業ではありません。
ですが、教員の経験をダイレクトに活かせて、
在宅で無理なく続けられるという意味では、とても価値のある仕事です。
今後は、校正記号やルールも学びながら、もっと効率的に仕事ができるようにスキルアップしていきたいと思います!
次回は、「教材校正に必要な校正記号やルールの習得方法」について紹介します!
📚 教材校正に関する過去の記事はこちら
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