― 社会科の授業は「準備」がすべて ―
「社会科の授業って面白くない」って思われたら、教師としてはちょっと切ないよな。
でも、ほんまに大事なんは教材研究。ワイが中学校で社会科教師してたとき、**「どう教えるか」よりも「何を課題にするか」**に命かけてたわ。
社会科はどこまで教えるかが難しい
地理も歴史も公民もぜんぶ担当。教科書の内容だけやと薄っぺらくて面白くない。でも、広げすぎると終わらん。
せやから、**「基本事項+課題設定」**で組み立てるようにしとった。
- 基本事項はプリントの穴埋めやクイズでサクッと抑える
- 学習班を作って、お互いに教え合いできるようにする
- そのうえで、ワクワクする課題を2つくらい設定する
それだけで、子どもたちは夢中になって調べ出す。タブレットが1人1台ある環境も活かしてたで。
【地理】立ち上がれ、地図ゲーム!
導入でよくやったんが、地図帳を持って全員起立。
「イタリア!」って言ったら、見つけた子が座るゲーム。班対抗やとめっちゃ盛り上がる!
で、その流れで「ヨーロッパ州の中から1か国選んで調べてレポート」や。
- 国旗を描く
- 人口、文化、食べもの、特色などを調べる
- できたら班で発表会!
楽しそうに取り組んでくれてたわ。
【歴史】あなたがその人物だったら?
ワイの推しは、「歴史の当事者」になって考える課題。
たとえば、「江戸時代に飢饉が起きた。あなたが老中やったら、どう対策する?」って聞いてみる。
そこから資料読んだり、他の国の事例調べたり、めっちゃ深く学べる。考える力も伸びるんやで。
【公民】起業せよ、中学生!
公民は、「起業してみよう」っていう課題がウケたで。
- どんなお店や会社を作るか考える
- 商品の絵を描いたり
- 資本金・従業員・会社の理念をまとめて
- 班で発表!
パン屋さんを考える子もおれば、IT企業を作る子もいた。自由な発想が爆発してたで!
教師は教えすぎたらアカン
大事なんは、**「教える」より「背中を押す」**ことや。
子どもたちが「もっと知りたい」「もっとやってみたい」って思える課題を用意して、見守る。
頑張って作ったレポートはちゃんと評価。
ワイの目標は、子どもたちが「社会っておもろい!」って思ってくれる授業やったわ。
おわりに
社会科の授業って、教材研究がすべてやと思う。
ちゃんと準備すれば、子どもたちは勝手に学び出す。
その瞬間を見るのが、教師の一番の喜びなんやで。
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